算命学も鑑定時に用いる先生も増えました。
認知度としても高いものとなってきた占術の1つです。
さまざまなバイオリズムを知ることができますが、その中に「天中殺」があります。
言葉の響きから「怖いもの」との印象を抱く方も少なくないようです。
では、果たして天中殺は怖いことや不幸に見舞われることがあるのでしょうか。
正しい認識を持つために調べていきます。
低迷期の1つである天中殺
中国で生まれたとされる占術の1つが「算命学」です。
人生をバイオリズムと捉えて流れを読み解いていくのですが、誰しも12年に2年やってくるのが天中殺です。
天中殺は一般的に「運勢の低迷期」とも考えられています。
低迷と聞くと、不幸になりやすい時期と受け止めてしまいがち。
では果たして、本当にそうなのでしょうか。
自重するべき時期
答えから言えば、自重する時期と捉えるのが良いでしょう。
ここで大切なのは「何もしてはいけない」わけではありません。
新しくチャレンジしたり大きなアクションを取るにはあまりよい時期ではないと捉えてください。
言い方を変えれば「自身の内側を磨くタイミング」なのです。
自分磨きに適した時期
12年のうちの2年間が天中殺です。
ですから、10年間の頑張り屋やってきたことの中で足りない部分や改善するべきところを天中殺の2年間で仕上げるのに適した時期といえるのです。
10年間の活動期を追えて天中殺にはいったら「勉強期間に入った」と考えてください。
もし、活動期間に「少し人との関係をおろそかにしていた」と感じるのであれば、人を大切にすることや接することを学んでいきましょう。
「少し散財をすることが多かったな」と思えば、節約をしたりお金の活用術について学んでみましょう。
こうして2年間をしっかり勉強期間として当てていくことで、天中殺が明けたあとにぐっと自身が成長していることに気が付くハズです。
貴重な2年間
天中殺は、最悪な時期ではありません。
自身を成長させるための必要な時期なのです。
この時期にしっかりと出された宿題に向き合い、少しでも学びを吸収していきましょう。
改めて考えていくと、天中殺が決して怖いものではないと分かりました。
視点を得てみると、とても貴重な2年ともいえるのです。
新しいことを始める場合
天中殺に良く「新しいことを始めてはいけない」といわれます。
この部分についてはどうなのでしょうか。
天中殺に行うことは避けた方が良いこと
絶対的ではないものの、天中殺に行わない方が良いと考えられている事柄もあります。
「結婚」「家の新築」「引っ越し」「起業」などです。
大きな人生の転換期となるような事柄を天中殺のタイミングで行わない方が良いと考えるのが良いでしょう。
なぜ新しいことを始めてはならないのか
天中殺は決して悪いわけではありません。
それでもなぜ、新しいことを始めてはいけないのでしょうか。
その答えは、先にも記したように「宿題を行うべき時期」だからです。
学びさまざまな改善や向き合うことが必要な天中殺。
ですから、勉強が片付いていない時に新しいことを始めるのはオススメできないということになります。
台風シーズンである天中殺
自身の内面に目を向けて磨くことが良いとされている天中殺。
それには理由があるのです。
「外は台風状態」ともいえるという点になります。
例えば、台風時に外に出てハイキングやレジャーに出かけたいと思うでしょうか。
台風が来ていれば、それが過ぎた時に「家の中で出かけれるようになった時のための準備をした方が良い」と思うハズです。
こう考えてみると分かりやすいでしょう。
どうしても避けられない転換期
とはいえ、人生の中において「どうしても避けられない転換期」があります。
例えば会社で異動がある。
受験をする年だなどです。
これらは、自分自身で避けることはできないのです。
そのような時は、派手にアクションを起こすのではなく、目の前の事象を粛々と進めていくのが良いと考えられています。
ただし、そのための準備はしっかりとそして少しオーバー目に行うのがポイント。
異動であれば、その先にどのような人がいてどのような職環境なのか。
受験であれば、あらかじめ会場の下見をしたり、万が一を考えて筆記用具を多めに持参するなどです。
こうして、対処する方法もありますので、実践をして少しでも安心できる状態で進んでいきましょう。
天中殺の種類について
天中殺には種類があります。
その種類は全部で6つ。
日干支に沿って定められているのです。
以下、それぞれの天中殺の性質や特徴をご紹介します。
戌亥天冲殺
心の中での葛藤が多く、心が忙しい状態になることも多いでしょう。
しかし、これを乗り越えればカリスマ性が発揮される特徴があります。
悩むことで成長に繋がるのです。
申酉天中殺
行動力に長けているのが特徴です。
政財界に向いているともされていて、最も仕事ができる天中殺。
ただし、仕事に熱中しすぎて家庭を顧みなくなる可能性もあるので注意をして下さい。
午未天中殺
リーダーシップのある人が多いとされています。
段取りを考えたりプランを練ったりすることが得意な特徴があります。
比較的に天中殺の影響が少ないタイプです。
辰巳天中殺
6種類の天中殺の中で最もパワフルな特徴があります。
運気にラン効果があるものの、自身はマイペースに歩みを進める子ができるタイプです。
寅卯天中殺
明るく開放的なタイプ。
物事をネガティブに捉えることが多くないので、運気が向上しやすい特徴があります。
子丑天中殺
真面目でコツコツと努力を重ねていく特徴があります。
錠が深く心が優しいタイプ。
目上の人との縁に恵まれにくい点はありますが、目下の人から人望が厚いので、コツコツと成長していきます。
このように6つの種類があります。
自身の日干支がどこに属しているのかを確認する事で、性質を把握することが可能です。
そのうえで、どのように天中殺期間を過ごせば良いのか考えてみて下さい。
鑑定依頼を行うのもオススメ
算命学を用いて鑑定をしてくれる先生もたくさんいます。
そこから、個々に沿ったアドバイスや天中殺の期間さらには過ごし方に対するポイントなども提示してくれるでしょう。
悩みがある方や、大きな決断をしたい際には参考にもできますので、ぜひとも相談してみて下さい。
対面式鑑定から電話鑑定。
さらにはメール鑑定やチャット鑑定まで幅広く対応しています。
自身の環境やスケジュールに合わせてピッタリの方法を取り入れるのがオススメです。
複雑な相談内容である場合、算命学以外の占術を複数組み合わせて先生は「ベスト」を尽くしてくれるハズ。
鑑定や占術に絶対はありませんが、大きな目安となることでしょう。
改めてプロである先生の話を聞くことによって、天中殺が怖くないことが認識できます。
鑑定依頼も今ではインターネットからでも行いやすくなりました。
24時間対応しているサイトが大半ですから、生活ペースを崩すことなく本格的な鑑定を受けることが可能です。
自身で書籍を購入したり、インターネットで検索をして調べるのも良い方法ではありますが、一度「本格的な鑑定」を受けてみる価値はじゅうぶんにあります。